日本の医学社
『皆伝・入江流鍼術 入江中務少輔御相伝針之書の覆刻と研究』
著者:大浦慈観、長野仁/共編
発行社:六然社

発行日:2002年11月
型:B5版108頁

定価:4,000円(税別)

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 解説
 太閤秀吉の朝鮮出兵の最中、鍼医であった入江頼明は朝鮮半島に渡り、明の鍼医であった呉林達から鍼術を学んだ。その後、京都にて入江流を興し、入江良明−豊明の三代にわたり打鍼術と勢いを二分し、鍼医をめざし全国から多くの弟子たちが集まった。その一人に、後に五代将軍綱吉公の侍医となった杉山和一がいる。杉山流は入江流から多くを受け継いだとされているが、これまで入江流の残した文献は存在しないとされ、その鍼術の内容は謎に包まれていた。「入江流針之書」は、長野仁が内藤記念くすり博物館所蔵の「大同薬室文庫」の整理過程で発見し書誌学的に検討、大浦慈観がその内容を解読して世に出ることとなった。本書は、中世鍼灸史に光をあてる稀有な研究書といえる。


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